ハナイク

新生児から小学生までの子どもの鼻の
ふき方、かませ方

赤ちゃんの鼻のふき方

鼻がかめない赤ちゃんを鼻水や鼻づまりから解放してあげたい!

赤ちゃんは鼻がつまっても自分で鼻をかむことができませんよね。鼻づまりで苦しそうな赤ちゃんをスッキリさせてあげたい! そんな時の対処方法を紹介します。

1鼻水がでていたら、綿棒やガーゼ、柔らかいティッシュでそっとふいてあげましょう。

赤ちゃんの肌はとてもデリケート。肌が荒れないように衛生的な綿棒やガーゼ、または柔らかいティッシュでこまめにふいてあげましょう。
ふいた後は保湿クリームを塗ってあげればよりベターです。

2鼻がつまっていたら蒸しタオルや加湿器などで湿気を与えましょう。

鼻水やホコリが固まり、鼻での呼吸が苦しそうな場合は清潔な蒸しタオルを鼻にあてるか、加湿器で湿気を与えるなどして固まりをほぐしましょう。
お風呂に入って湿気を与え、固まりをほぐすのも良い方法です。ほぐして柔らかくなった固まりは綿棒を使って、やさしく取ってあげましょう。

3鼻水吸引器具でたまった鼻水を吸い取ってあげましょう。

鼻水を吸い取る専用の器具を使って吸い取る方法もあります。吸引器具には赤ちゃんの鼻に入れたチューブを口で吸い取るタイプやスポイトで吸い取るタイプ、電動で吸い取るタイプのものなどがあります。これらの器具を使わず赤ちゃんの鼻に直接口をつけて吸い取るのは、虫歯菌などの感染の危険がありますのでやめましょう。

4なかなか鼻づまりが治らないときは耳鼻科で診てもらいましょう。

ご家庭で鼻づまりの対処方法を試してみても、なかなか鼻づまりが治らない場合は耳鼻科で診てもらいましょう。特に鼻水に色がついている場合は、そのままにしておくと中耳炎になることもあるので注意が必要です。専門の医師に診てもらい鼻水を吸引してもらえば、赤ちゃんもママやパパも安心ですよね。

鼻かみトレーニング

お話ができるようになったらLet's Try!

小さなお子さんは鼻から息を吐く感覚がまだわからず、ほっておくと鼻水や鼻がつまったままの状態が長引いてしまいます。
そうすると中耳炎や副鼻腔炎を患ってしまう可能性が高まりますので、ママやパパとお話ができるようになるか、いろいろな動作のマネができるようになったら、鼻のかみ方のトレーニングをしましょう。

吸った息を鼻から吐き出すことができれば、自分で鼻がかめるようになります。
ここではティッシュなどを使って鼻から息を吐き出すことを覚えられる手法を紹介します。参考にしてみてください。

1ティッシュを鼻の息で揺らそう!

1枚にしたティッシュを2つ折にするなど短冊状にして鼻の前にたらします。口から大きく息を吸い、一旦息をとめます。口を閉じ片方の鼻を押さえ、もう一方の鼻だけで息を吐き、鼻の前にたらした短冊状のティッシュを揺らします。

はじめはママやパパがお手本をやってみせましょう。大きく揺れるようになったら褒めてあげましょうね。

2丸めたティッシュを鼻に詰め遠くに飛ばそう!

ティッシュをお子様の鼻の穴に入るよう小さく丸めます。片方の鼻の穴を押さえ、もう片方の鼻の穴に丸めたティッシュを入れます。口で大きく息を吸った後口を閉じて、ティッシュを入れた鼻だけで息を吐きティッシュを飛ばします。

丸めたティッシュが大きすぎると鼻の中を傷つけてしまう場合がありますので注意してください。できれば柔らかいティッシュなどを使ってやってみましょう。

ここに取り上げたやり方は、ほんの一例です。鼻からの息が視覚的にわかるもので、お子さんと一緒に楽しみながら鼻から息を吐き出す感覚を覚えてもらいましょう。

このコンテンツは、とくなが耳鼻咽喉科 院長 徳永先生の監修のもと制作しています。