Q&A

尿モレの気になるあれこれにお答えします。

Q.どういう症状があるの?

妊娠中・出産後や、更年期の女性によく見られる「腹圧性尿失禁」は、下腹部の内臓を支える骨盤底筋の緩みにより、尿道が閉まりにくくなって起きます。ほかに、膀胱炎などが原因で起こる「切迫性尿失禁」。前者と後者の「混合型」の3タイプに大別されます。

腹圧性尿失禁:体やおなかに力を入れたときにもれる。
出産などで骨盤底筋が緩んだり、肥満によって膀胱が圧迫されたり、加齢とともに女性ホルモンの分泌が低下して尿道括約筋が弱くなることが原因で起こります。
切迫性尿失禁:尿がたいして溜まっていなくても、膀胱が勝手に収縮を始めるため、突然強い尿意を感じてガマンできずにもれる。すぐにトイレに駆け込めればよいのですが、間に合わずモレてしまうことがあります。
膀胱炎などのために膀胱がデリケートになって起こるものと、脳の障害やストレスなどで排尿の抑制が効かなくって起こるものがあります。

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Q.治るのかしら?

症状が軽い場合は、日ごろの生活習慣や体操などのセルフケアで改善が可能な場合がほとんど。でも、治療が必要なこともあるので、気になる症状が続く場合は婦人科・泌尿器科に相談をしてみましょう。

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Q.男性より女性の方が尿モレしやすいのはなぜ?

男性の尿モレももちろんありますが、女性の方が多いといわれているのは、泌尿器の構造に理由があるのです。女性の尿道の長さは約3~4cm(男性約 15~25cm)で、さらに膀胱から下に向かっているために、おなかに力が入ると、尿モレが起きやすいのです。

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Q.トイレを我慢するのがいい?

もちろん、トイレを我慢するのは体に良くないのは当たりまえですが、例外もあります。尿モレの原因が切迫性尿失禁の場合、膀胱の容量を増やすために尿意を我慢し、コントロールする「膀胱トレーニング」が効果的な場合があります。ただし、必ず専門医に相談してから行ってください。

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Q.最近トイレがとても近く、排尿時に痛みもあります。

頻尿で残尿感、排尿の終わり頃の痛みがあるときは、膀胱炎が疑われます。まずは、尿検査を行い、感染していれば、抗菌薬を服用します。膀胱炎は再発を繰り返すこともあるので、菌が完全に消えるまで服用し、局部を清潔に保つことが大切です。

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Q.わずかな尿モレ。生理用ナプキンやおりものシートではダメですか?

生理用ナプキンは、経血の吸収に最適に作られています。経血と尿では性質に大きな違いがあり、生理用ナプキンやおりものシートでの代用は、吸収性に違いがあるためおすすめできません。たとえ軽度の尿モレでも、尿モレ専用商品を使いましょう。
最近では、軽失禁専用パッドが数多く発売され、吸収量や消臭効果といった目的に応じて選べるようになっています。薬局やスーパーの生理用ナプキンの隣、または介護用品コーナーにあるので、ナプキンを買う感覚で購入できますよ。

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Q.パッドがよれてモレることがあります。正しいあて方は?


パッドをショーツにあて、テープできちんとショーツにとめます。このとき、前モレが気になる方は前方へ、後ろモレが気になる方は後方へ装着位置をずらしてください。立体カーブが体にフィットしないようなら、一度ギャザーを立ち上げてから、あててください。

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Q.「コンチネンスケア」ってどんな意味?

コンチネンスケアコンチネンス(continence)は「排泄を自発的にコントロールする能力」を意味し、誰にでもおこりうる排泄トラブルに対し、「予防・治療・ケア」の観点から、「すべての人が気持ちよく排泄できるための取り組み」のことです。 ナチュラにもこのマークがついています。

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Q.「マタニティマーク」ってどんな意味?

マタニティマーク妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもので、「ナチュラ さら肌さらら」にこのマークがついています。