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女の子から大人へ 思春期の体の変化|エリス 女の子クリニック

思春期の「変化」

男の子と女の子は見ためで体の違いがありますね。

成長にともなって体の中でホルモンという物質がつくられ、見ためにわかる体の変化だけでなくさまざまな体の部位が変化する時期を思春期(ししゅんき)といいます。
女の子の場合は、女性ホルモンが分泌(ぶんぴつ)されはじまります。
体の機能としては、卵巣(らんそう)や子宮(しきゅう)が育ち、赤ちゃんが産めるようになる準備をはじめます。
思春期(ししゅんき)の変化は体だけではありません。
心の成長の時間でもあるので、ホルモンバランスが未熟(みじゅく)なため気持ちが不安定になることもあります。
思春期が終わる頃にはホルモンバランスも安定し、心の成長も進んでこれらの症状(しょうじょう)は自然と解消されていくでしょう。

思春期の成長には順番があります

思春期のはじまりは人によって違いがありますが、平均的に見ると女の子は8歳半~10歳、男の子より1年ほど早めにはじまり約5年間続きます。
体の成長には順番があって、個人差はありますが胸が大きくなり、性毛、初潮(生理のはじまり)、わき毛、体型の変化という順番です。
完全に発達し終えるには2~3年かかります。

成長の順番

1. 胸がふくらんできます

平だった胸がだんだんふくらみ大人の胸になっていきます。
その発達が急に大きくなったりすることはよくあることで、そのたびに皮膚(ひふ)の伸縮や中の器官の発達が間に合わずにチクチク痛んだり、張ったりすることがあります。
でも、それは自然なことなので安心してください

大きくなっていく途中で形も片方だけが大きくなったり、別々にふくらみ方が違うこともありますが、最終(さいしゅう)的にはだいたい同じ大きさになります。
大人になっても左右の胸の大きさが多少違う人は多いので気にすることはありません。

2. 性毛(陰毛)、わき毛が生えてきます

はじめは下腹部(かふくぶ)の両方の足のうちがわにかけて毛が生えます。生え初めの頃はそろわずまだらで、細かくてやわらかいまっすぐな毛が生えます。
だんだんと密度が濃くなり、やわらかかった毛は長くちぢれるようになります。

最後には太ももの上部にも毛が生えますが、生えそろうまでには2~3年かかります。

性毛とわき毛は生えはじめる時期が少し違い、性毛が生えだしてから数ヶ月後にわき毛が生えてきます。

3. 初潮(初めての月経・生理)がきます

下着に白っぽい、あるいは黄色のシミがつくことがあります。
これはおりものといって膣(ちつ)の中を清潔(せいけつ)に保つために体が自然に分泌する体液です。

このおりものが見られたら数ヶ月以内に生理がくるサインといわれていますが、人によってはこのサインがないまま初潮をむかえる人もいます。

はじめて生理がきたときは、下着に茶色っぽい、またはうすい血が出ますが、量は少ないので心配しなくてだいじょうぶです。

生理がはじまると10代は周期(しゅうき)がバラバラなことが多いですが、少しずつ安定していきます。月経周期(げっけいしゅうき)が整うのにだいたい数年かかります。

4. 丸みをおびた体つきになってきます
女の子の体つきの変化は胸が大きくなっていくのが最初になり、それから思春期(ししゅんき)の終わりにかけて体全体がゆっくり丸みをおびてきます。

体の中の子宮の成長にともない、ウエストがくびれお尻には脂肪がつきボリュームが出てメリハリのある体型に変化します。

この時期に体重が急に増えることがありますが、これも自然なことです。

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