おむつの選び方・使い方

大人用紙おむつの選び方

おむつを選ぶ目安

排泄記録表などで、実際に排泄パターンを把握したら、大人用紙おむつを選んでみましょう。アテントでは、介護を受ける人の日常生活自立度として

  • 一人で歩ける方「一人で歩ける」
  • 介助があれば歩ける方「介助があれば歩ける」
  • 介助があれば立てる方「介助があれば立てる」
  • 介助があれば座れる方「介助があれば座れる」
  • 寝て過ごす時間が長い方「寝て過ごす時間が長い」

と大きく5つのタイプに分類しています。
また、1回の排尿量を150mlとして「×回分」と表記しています。選ぶ際の目安にしてください。

ここでは、各タイプの方にどの紙おむつが適しているか、商品の特徴と共にご紹介します。

アテント 大人用おむつの特徴

普段の下着につける尿とりパッド

尿意を感じてからトイレまでが間に合わないという方には、普段の下着につける尿とりパッドをおすすめします。

パンツタイプの紙おむつ(パンツタイプ)と、内側で使う尿とりパッド

  • 一人で歩ける方
  • 介助があれば歩ける方
  • 介助があれば立てる方
  • 介助があれば座れる方
パンツタイプの紙おむつ(パンツタイプ)

パンツタイプの紙おむつ(パンツタイプ)とは、一人でも歩いてトイレに行ける方や、トイレの利用に介助が必要な方に適した、はくタイプの紙おむつです。

アテントではいろいろなバリエーションのパンツタイプをご用意しています。
ウェストまわりの寸法をパッケージに表記しています。パンツタイプのウェスト寸法とヒップ寸法は同じ寸法でできていますので、ご使用になる方の体型に合わせてお選びください。

サイズを選ぶときに注意する点は、パンツタイプは全体のゴムの伸縮によってフィットさせるため、細かい調節ができません。装着感が楽だという点から大きめのサイズを好まれる場合も多いのですが、選ぶ際は、特に脚まわりのギャザーのフィット性が大事なポイントです。

うす型さらさらパンツ

うす型パンツは下着感覚ではくことができますが、うす型ゆえに尿の吸収量はやや少なめなため、パッドを一緒に使う方におすすめです。

うす型さらさらパンツ長時間ロング丈

また、うす型パンツでは股や脚まわりからのモレが気になるという方もいらっしゃいます。リハビリで動いたときや、寝返りを打ったときや横向きで寝ているときにもモレを防ぐロング丈形状のうす型パンツもご用意しています。

さらさらパンツ長時間お肌安心

トイレで排泄もするけれど、主におむつに排泄する方には、長時間の使用でも安心の耐久性と吸収量を備えたパンツタイプをおすすめします。男女共用と女性用があります。

内側で使う尿とりパッドを併用

パンツタイプの中に尿とりパッドを一緒に使うと、さらに快適・経済的に過ごせます。

良い点を挙げてみますと…

  1. 外出時などに尿とりパッドが濡れた場合は、尿とりパッドのみの交換ですみ、パンツタイプを交換する手間(ズボン着用の場合には ズボンを脱ぐ必要が生じます)がなく、便利です。
    交換用の尿とりパッドのみを持って出かければよく、荷物が少なくてすみます。またパンツタイプの中の使用済みの尿とりパッドを引き抜き、パンツタイプだけを使用することも可能です。
  2. ウェストまわりが太く脚まわりが細く、脚まわりにどうしても隙間ができる場合、補助的に尿とりパッドを当てると安心です。
  3. パンツタイプのみの使用ですと、交換する回数分のパンツタイプが必要となりますが、尿とりパッドを併用すれば、尿とりパッドだけの交換で済むことになり、経済的です。
    また使用後のパンツタイプの廃棄の量も少なくすることが可能です。

アテントでは、パンツタイプの中に収まりやすい幅の、パンツタイプ用の尿とりパッドをご用意しています。

組み合わせて使えるおむつとパッドは、パッケージの帯が同じ色になっていますので、購入時の目印にしてください。
※「下着気分パッド」にはパッケージに帯がございません。「下着気分パッド」は「うす型パンツ下着気分」との併用をおすすめします。

セットで使うと、モレに強い。目印は帯の色です

股間部にぴったりフィットし、装着時のモコモコ感を軽減した尿とりパッド
立体ギャザーで横モレを防ぐ、夜間のモレへの不安を解消する尿とりパッド

※ご注意

外にあてるパンツタイプと、中にあてる尿とりパッドの吸収量は、足し算のようには増えません(例:パンツタイプ2回分の吸収量に、4回分の吸収量のある尿とりパッドを重ねた場合は6回にはなりません)。中にあてる尿とりパッドの吸収量となります。

モレや隙間が気になる場合は、「おむつのトラブルを解決する」をご覧ください。

テープタイプの紙おむつと、内側で使う尿とりパッド

  • 寝て過ごす時間が長い方
テープタイプの紙おむつ

テープタイプの紙おむつとは、寝て過ごす時間が長い方に適した、横になった状態で交換するタイプの紙おむつです。

アテントではいろいろなテープタイプの紙おむつをご用意しています。
ヒップサイズをパッケージに表記しています。ご使用になる方の体型に合わせてお選びください。

装着感が楽だという点から大きめのサイズを選ばれる方も多いのですが、大きすぎるサイズはもれの原因となります。はじめはウェストまわり・脚まわりとも、軽く指1本くらいのゆるみで止めてみて、様子を見ながら適宜調節してください。座った場合にお腹まわりがきつくないか、ウェストまわりや脚まわりが赤くなったりしないか、状態を見ながら調節ください。

背モレ・横モレも防ぐ
うす型スーパーフィットテープ式

「モレにくい」基本的な機能はもちろん、うすくて動きやすさ、快適さを求める方には、テープタイプでうす型の紙おむつがおすすめです。

消臭効果付きテープ式 背モレ・横モレも防ぐ

主に寝て過ごす方に、大判で厚みがあり安心の吸収量の上、全面通気性シートで肌にやさしいテープタイプの紙おむつがおすすめです。

内側で使う尿とりパッドを併用

紙おむつの中に尿とりパッドを一緒に使うと、さらに快適・経済的に過ごせます。

良い点を挙げてみますと…

  1. 尿とりパッドのみの交換ですむため、紙おむつを交換する手間がなく、便利です。
  2. ウェストまわりが太く脚まわりが細く、脚まわりにどうしても隙間ができる場合、補助的に尿とりパッドを当てると安心です。
  3. 紙おむつのみの使用ですと、交換する回数分の紙おむつが必要となりますが、尿とりパッドを併用すれば、尿とりパッドだけの交換で済むことになり、経済的です。
    また使用後の紙おむつの廃棄の量も少なくすることが可能です。

パッドには男性用と女性用で形状が違うものもあります。

セットで使うと、モレに強い。目印は帯の色です

アテントでは、テープタイプの紙おむつ用の尿とりパッドをご用意しています。
組み合わせて使えるおむつとパッドは、パッケージの帯が同じ色になっていますので、購入時の目印にしてください。

こまめに取り替えたい方向けの尿とりパッド
長時間安心の吸収量に、全面通気性シートで一晩中ムレにくい尿とりパッド

※ご注意

外にあてるテープタイプの紙おむつと、中にあてる尿とりパッドの吸収量は、足し算のようには増えません(例:テープタイプの紙おむつ3回分の吸収量に、4回分の吸収量のある尿とりパッドを重ねた場合は7回にはなりません)。中にあてる尿とりパッドの吸収量となります。

モレや隙間が気になる場合は、「おむつのトラブルを解決する」をご覧ください。

体調により軟らかい便が続く場合

経管栄養を摂取している方で多量の軟便が出る、下剤を使用しているため多量の水様便が出るなど、普段使っているパンツタイプや紙おむつ、尿とりパッドでは吸収しにくい水分の多い便が続くと、介護される方の体調も気になりますし、衣類や寝具が汚れてしまいます。
また、モレを防ごうとおむつを重ねて使うと、つけている方の体に負担がかかります。

アテント 軟便も安心パッド

アテントでは、テープタイプの紙おむつの中にあてて使う、三層構造吸収体で便と水分を分離しすばやく吸収する安心の尿とりパッドをご用意しています。

※ご注意

普段の下着のみで支障なくお過ごしの方には不向きな製品です。おすすめできません。この製品はテープタイプの紙おむつと一緒に使う尿とりパッドです。

理由:この尿とりパッドには裏面にズレ止めのテープがありません。また、大型の幅30cm×長さ56cmの分厚い尿とりパッドとなります。

モレや隙間が気になる場合は、「おむつのトラブルを解決する」をご覧ください。

他メーカーの商品との組み合わせについて

基本的には、中にあてる尿とりパッドも外側に使うパンツタイプやテープタイプの紙おむつも、他メーカーの商品と組み合わせてお使いいただけますが、アテントシリーズでの組み合わせをおすすめします。

次は、実際に大人用紙おむつをつけてみましょう